ColdFusionは、CFMLと呼ばれるマークアップ言語です(拡張子はcfm)データベースアクセス、PDFの生成、ファイル操作、電子メールの送信、Webサービスの呼び出し、セッション管理などが、他のプログラグと比べ少ないコードで(数行のコードで動く!)実行できることが特徴です。ColdFusionは、Web開発者にとって非常に直感的な言語であり、HTML・CSSだけ勉強したウェブデザイナーであってもColdFusionを使えば簡単に動的なサイトを制作することが可能です。PHPなどのプログラム言語が難しく感じて動的サイト制作を諦めている人にColdFusionは非常にお勧めです!
ColdFusionはCGIスクリプトの代替としてAllaireによって1995年に開発され、当初はAllaire ColdFusionと呼ばれていました。その後、Macromedia社に買収され、さらにAdobe社がMacromediaを買収したことにより、Adobe ColdFusionとなりました。現在もAdobeが開発とサポートを行っており、日々バージョンアップされています。→ Adobe ColdFusion Family
Adobe ColdFusion Developer Edition(デベロッパー版)というものが用意されています。無償で制限期間が無く利用できるエディションです。ローカルホストでアプリケーションを開発できます。ウェブサイトの公開までしたい場合は、ColdFusionが動くレンタルサーバーを利用しましょう。
ColdFusionは有料製品であるため、他のオープンソースのプログラミング言語と比較してコストが高く、以前はGMOのヘテムルなどでColdFusionのレンタルサーバーを取り扱っていましたが、現在では日本国内で安価にレンタルできるサーバーを見つけることは困難です。
海外に目を向けるとColdFusionが使えるプランを安く提供しているレンタルサーバー業者を見つける事が出来ます。海外のサーバーを利用する場合は速度・サポートの2つには注意してください。時差の関係でサポートが遅くなったり、日本のビジネスタイムにメンテナンスが行われる場合もあります。
お手軽にColdFusionを始めるならHOSTEK。月額8ドル程度からレンタルすることが可能(ドメインは1つだけ利用可)なので手が出しやすいですね。HOSTEKは海外のレンタルサーバーですが、コントロールパネルが分かりやすいので、困ることは少ないはずです。サーバーのレスポンスも良く、Coldfusionのサーバー選びで第一候補になるかと思います。ただし、サーバーの安定性の面では残念に思うことが頻繁にありました。トラブル時のサポート対応もイマイチ、いや最低・最悪でした。個人の趣味サイトなどで使う分には良いと思いますが、サーバーが落ちていることが許されない、安定性が求められるウェブサイトに利用する場合は後悔しないよう十分にご注意ください。
CFDynamicsというレンタルサーバーもお勧めです。こちらは月額20ドル位からColdFusionが使えるプランがあります(ドメイン2つ利用可)HOSTEKに比べて安定性・サポートの早さ・ColdFusionの新しいバージョンが早め用意されるなど、優れていると感じます。ただし、転送速度がかなり遅いことが気になります。軽い画像でも日本国内のサーバーに置くなどの工夫が必要になるはずです。私はHOSTEKで痛い目にあって、現在はCFDynamicsを利用しています。